なぜ？置き配してくれない！勝手に置かれる！原因は設定かも？業者別の確認・変更方法まとめ

置き配サービスは、私たちの生活にすっかり定着し、非対面で荷物を受け取れる手軽さから多くの方に利用されています。しかしその一方で、「高価な商品だから対面で受け取りたい」「玄関前に荷物を置かれるのは盗難が心配」といった理由から、置き配を利用したくないと考えている方も少なくありません。

実際に、置き配を希望していないのに勝手に荷物を置かれてしまい、困惑した経験がある方もいるのではないでしょうか。

この記事では、そんなお悩みを持つ方のために、主要な配送業者であるAmazon、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便ごとに、置き配を停止・解除する具体的な方法を分かりやすく解説します。さらに、配達員の方へ「置き配は不要です」という意思を明確に伝えるための物理的な対策まで、詳しくご紹介します。

この記事を読めば、あなたの荷物を無断で置かれる心配なく、安心して受け取ることができるようになります。

なぜ置き配を断りたい？みんなが感じるデメリットとリスク

置き配の便利さの裏には、多くの人が不安に感じるデメリットやリスクが潜んでいます。具体的にどのような点が懸念されているのでしょうか。

こうしたリスクを避けるためにも、置き配を希望しない場合は、その意思を明確に伝えることが重要になります。

それでは、具体的に各配送サービスで置き配を停止するための設定方法を見ていきましょう。

Amazonでは、アカウントサービスから置き配の利用設定を簡単に変更できます。

この設定をしておけば、その住所への配送は原則として対面手渡しになります。ただし、配達員によっては見落とす可能性もゼロではないため、後述する物理的な対策も併用するとより確実です。

ヤマト運輸の「EAZY」というサービスでは、配達の直前にLINEやメールで届く通知から、受け取り方法を対面に変更することが可能です。

また、クロネコメンバーズに登録している場合は、あらかじめ置き配を利用しない設定にしておくこともできます。

これにより、EAZYで配送される荷物のデフォルトが対面受け取りになります。

佐川急便には、Amazonやヤマトのような事前の置き配一括停止設定はありません。佐川急便の「指定場所配送サービス」は、荷物ごとに受取人が希望した場合に利用できるサービスです。

したがって、こちらから置き配を希望しない限り、勝手に置かれることは原則ありません。もし置き配を勧められた場合は、対面での受け取りを希望する旨を伝えれば問題ありません。

日本郵便の「指定場所配達」も、佐川急便と同様に、受取人が希望した場合に適用されるサービスです。

もし置き配を希望しない場合は、配達前に届く「eお届け通知」のメール内にあるリンクから、対面受け取りへの変更手続きが可能です。また、あらかじめ配達担当の郵便局に連絡し、置き配を希望しない旨を伝えておくという方法もあります。

各社の設定変更に加えて、物理的な対策を講じることで、「置き配しないでほしい」という意思をより明確に配達員に伝えることができます。

インターホンでの伝え方： 在宅時にチャイムが鳴ったら、応答して「玄関先での対面受け取りでお願いします」と丁寧に伝えましょう。
張り紙・ステッカーの活用： 最も手軽で効果的なのが、玄関先に意思表示のステッカーや張り紙をすることです。「置き配はご遠慮ください」「インターホンを鳴らしてください」といったメッセージを目立つ場所に掲示しておけば、配達員の方も一目で理解できます。 参考記事： 置き配の張り紙・ステッカーで意思表示！効果的なデザインと注意点

設定や意思表示をしているにもかかわらず、勝手に置き配されてしまった場合は、以下の手順で対処しましょう。

配送業者に連絡： まずは、荷物の伝票に記載されている配送業者の営業所に連絡し、置き配を希望していなかった旨と、状況を説明します。今後の再発防止を依頼しましょう。
通販サイトに問い合わせる： 購入したECサイトのカスタマーサービスにも連絡を入れましょう。サイトによっては、配送業者への指導や、今後の配送方法について配慮してくれる場合があります。