毎日使うスマートフォンに欠かせないモバイルバッテリー。しかし、実はバッテリーにも「寿命」があることをご存知でしたか?
「買った頃より充電できる回数が減ったかも…」
「最近、本体が熱くなりやすい気がする…」
それは、あなたのモバイルバッテリーが寿命を迎えつつあるサインかもしれません。劣化したバッテリーを使い続けることは、パフォーマンスが悪いだけでなく、思わぬ事故につながる危険性もはらんでいます。
この記事では、モバイルバッテリーの寿命や買い替えのタイミング、そして大切なバッテリーを少しでも長く、安全に使い続けるための秘訣を詳しく解説します。
モバイルバッテリーの寿命ってどれくらい?
モバイルバッテリーの寿命は、主に2つの指標で測ることができます。
一般的な寿命の目安:「充電回数」と「年数」
- 充電回数: 一般的に「300回〜500回」の充放電を繰り返すと、性能が大きく低下し始めると言われています。仮に毎日充電する使い方だと、およそ1年〜1年半でこの回数に達する計算になります。
- 年数: たとえあまり使っていなくても、内部のリチウムイオン電池は時間とともに自然に劣化していきます。そのため、使用頻度が低い場合でも2〜3年が交換の一つの目安となります。
もちろん、これらの数字はあくまで目安です。使い方や保管状況によって、バッテリーの寿命は大きく変わってきます。
これが出たら買い替え時!交換すべき危険な5つのサイン
性能の低下だけでなく、安全に関わる危険なサインもあります。以下のような症状が見られたら、すぐに使用を中止し、新しいものへの交換を検討してください。
サイン1:充電できる回数が明らかに減った
最も分かりやすい寿命のサインです。「以前はスマホを2回フル充電できたのに、最近は1回もたない」というように、バッテリーの「持ち」が悪くなったら、内部の電池が劣化している証拠です。
サイン2:バッテリー本体の充電に時間がかかる
モバイルバッテリーを満充電にするまでに、購入当初より明らかに長い時間がかかるようになった場合も、バッテリーの劣化が考えられます。
サイン3:使用中に異常に熱くなる
充電中やスマートフォンへ給電している最中に、カイロのように温かくなるのはある程度正常な反応ですが、「触っていられないほど熱い」と感じる場合は危険です。内部でショートなどが起きかかっている可能性があります。
サイン4:本体がパンパンに膨らんできた
【危険度MAX!】 これは、内部の電解液が劣化してガスが発生している非常に危険な状態です。そのまま使い続けると、ケースが破損したり、発火・破裂したりする恐れがあります。膨張に気づいたら、直ちに使用を中止してください。
サイン5:異臭や変形がある
ケースが割れている、変形している、あるいは化学薬品のようなツンとした異臭がする場合も、内部で異常が起きているサインです。迷わず使用を中止しましょう。
今日からできる!バッテリーを長持ちさせる5つのコツ
お使いのモバイルバッテリー、少しでも長く使いたいですよね。以下の5つのポイントを意識するだけで、バッテリーの劣化を緩やかにすることができます。
コツ1:満充電のまま放置しない(過充電を避ける)
充電が100%になってもケーブルを繋いだままにすると、バッテリーに常に負荷がかかる「過充電」状態になります。多くの製品には保護回路がありますが、基本的には充電が完了したらケーブルを抜く習慣をつけましょう。
コツ2:残量0%まで使い切らない(過放電を避ける)
残量がまったくない状態で長期間放置される「過放電」も、バッテリーを大きく傷める原因になります。理想は、バッテリー残量が20%程度になったら充電を開始し、80%〜90%程度で充電を止めることです。この「腹八分目」の運用が、バッテリーへの負荷を最も少なくします。
コツ3:高温環境を避ける
リチウムイオン電池は熱に非常に弱いです。夏の車内や、直射日光が当たる窓際、暖房器具の近くなどには絶対に放置しないでください。バッテリーの劣化を急激に早めるだけでなく、発火のリスクも高まります。
コツ4:充電しながらスマホを使わない
モバイルバッテリーを充電しながら、同時にそのバッテリーからスマートフォンへ給電する「パススルー充電」。便利に思えますが、バッテリーに大きな負荷がかかり、かなりの熱を発生させます。これも劣化を早める原因になるため、できるだけ避けましょう。
コツ5:信頼できる充電器・ケーブルを使う
モバイルバッテリー本体だけでなく、それを充電するためのACアダプターやケーブルも重要です。安価すぎる非正規品を使うと、適切な電流で充電できず、バッテリーの寿命を縮める原因になりかねません。できるだけ純正品や、安全基準を満たした「PSEマーク」のある信頼できるメーカーの製品を使いましょう。
寿命が来たバッテリー、どうすればいい?
寿命を迎えたモバイルバッテリーは、適切な方法で処分する必要があります。
絶対に一般ゴミ・不燃ゴミに捨てないで!
膨らんだバッテリーはもちろん、見た目に問題がないものでも、絶対に一般ゴミや不燃ゴミとして捨ててはいけません。ゴミ収集車の中で圧縮された際に内部がショートし、発火して火災につながる事故が全国で多発しています。
正しい処分方法
安全に処分するには、家電量販店や携帯ショップ、一部の自治体施設などに設置されている「小型充電式電池リサイクルBOX」に入れましょう。これが最も安全で確実な方法です。
回収ボックスに入れる前には、ショートを防ぐため、USBポートなどの金属端子部分にビニールテープやセロハンテープを貼って「絶縁」するのを忘れないようにしましょう。
まとめ:バッテリーの状態を定期的にチェックして、安全・快適に使おう
今回は、モバイルバッテリーの寿命と、安全に長く使うための知識について解説しました。
- 寿命の目安は充電300〜500回、または2〜3年
- 膨張・異常な発熱は、即使用中止の危険なサイン
- 長持ちの秘訣は「腹八分目の充電」と「高温を避ける」こと
- 処分する際は、絶縁処理をしてリサイクルBOXへ
モバイルバッテリーは、私たちの生活を豊かにしてくれる便利なアイテムです。しかし、それは正しい知識を持って安全に使うことが大前提。ぜひこの機会に、お手持ちのバッテリーの状態をチェックして、これからも快適なデジタルライフを送ってくださいね。
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