モバイルバッテリーのワット数(W)って何?mAhとの違いやPC充電の選び方を解説

モバイルバッテリー

モバイルバッテリーを選ぶとき、つい「mAh(ミリアンペア時)」という容量の大きさばかりに目がいっていませんか?もちろん容量は大切ですが、もう一つ、あなたの充電ライフを劇的に快適にするための重要な数字があります。

それが「W(ワット)」です。

「ワット数が高いと、何がいいの?」
「自分の持っているPCも充電できる?」
「そもそもmAhと何が違うの?」

そんな疑問を抱えているあなたのために、この記事ではモバイルバッテリーの「ワット数」に焦点を当て、その意味から選び方まで、どこよりも分かりやすく解説していきます。

基本のキ!「ワット数(W)」とは充電スピードを決めるパワーのこと

ワット(W)とは、一言でいうと「どれくらいの力(電力)で電気を送れるか」を示す単位です。

この数字が大きければ大きいほど、たくさんの電力を一度に送ることができるため、スマートフォンやノートPCなどのデバイスを短時間で急速に充電することができます。

水道の蛇口をイメージしてみてください。
蛇口を少しひねった状態(ワット数が低い)だと水はちょろちょろとしか出ませんが、全開にひねった状態(ワット数が高い)だと一気にたくさんの水が出てきますよね。ワット数と充電の関係も、これと全く同じです。

「mAh」と「W」の違いは?車のタンクとエンジンで例えるとスッキリ!

ここで多くの人が混乱するのが、「mAh(ミリアンペア時)」との違いです。この2つの関係を、車に例えてみましょう。

  • mAh(容量)= ガソリンタンクの大きさ
    • タンクが大きければ大きいほど、たくさんのガソリン(電気)を蓄えられ、より長い距離を走れます(より多く充電できる)。
  • W(出力)= エンジンのパワー
    • エンジンのパワーが大きければ大きいほど、スピードが出ます(速く充電できる)。

つまり、いくら大容量(mAh)のモバイルバッテリーでも、ワット数(W)が低ければ充電に時間がかかってしまいます。逆に、ワット数(W)が高くても、容量(mAh)が小さければすぐにバッテリー切れになってしまうのです。

「どれだけたくさん充電したいか(mAh)」「どれだけ速く充電したいか(W)」の両方を見て、バランスの良い製品を選ぶことが重要になります。

【デバイス別】必要なワット数(W)の目安は?

では、実際にどれくらいのワット数があれば快適に充電できるのでしょうか。お使いのデバイス別に見ていきましょう。

スマートフォン(iPhone, Android)

目安: 20W以上
最近のスマートフォンの多くは「急速充電」に対応しており、20W以上の出力が出せるモバイルバッテリーを使えば、その性能を最大限に引き出せます。約30分で50%以上充電できるモデルもあり、時間がない時の心強い味方になります。

タブレット(iPadなど)

目安: 30W以上
スマートフォンよりも大きなバッテリーを搭載しているタブレットには、30W以上の出力があると安心です。PC作業のサブモニターとして使ったり、動画を長時間見たりする方も、スムーズに充電できます。

ノートPC(MacBook, Windows)

目安: 45W~100W以上
ここが一番のポイントです。ノートPCを充電したい場合は、最低でも45W、快適に使いたいなら60W以上の出力が求められます。

MacBookは45W, Windows PCは65W以上が求められるケースが多いです。

ワット数で選ぶ前に!知っておきたい3つの注意点

「よし、じゃあワット数が高いものを買おう!」と決める前に、いくつか確認しておきたいポイントがあります。

1. 充電器やケーブルも「高ワット対応」が必要

せっかく高出力のモバイルバッテリーを手に入れても、デバイスに繋ぐUSBケーブルや、バッテリー本体を充電するためのACアダプターがその出力に対応していなければ、宝の持ち腐れに。特に100円ショップなどで売られている安価なケーブルは、急速充電に対応していない場合があるので注意が必要です。

2. 「合計出力」と「単ポート出力」の罠

複数の充電ポートがある製品の場合、「合計最大出力」と「1ポートのみ使用時の最大出力」が異なることがあります。例えば、「合計65W」と書かれていても、2つのポートを同時に使うとそれぞれ30Wずつに制限される、といった具合です。PCとスマホを同時に充電したい場合などは、各ポートの出力をしっかり確認しましょう。

3. 飛行機への持ち込み制限は「Wh(ワット時)」

海外旅行などで飛行機に乗る際、気をつけたいのが持ち込み制限です。この制限は「W(ワット)」ではなく「Wh(ワット時定格量)」という単位で決められています。計算方法は【Wh = mAh × V ÷ 1000】で、ほとんどのモバイルバッテリーは問題なく持ち込めますが、PCも充電できるような超大容量モデルを検討している方は、事前に確認しておくと安心です。

まとめ:スペックの悩みから解放される新しい選択肢

ここまで、モバイルバッテリーの「ワット数」について解説してきましたが、いかがでしたか?

  • W(ワット)は充電スピードを決めるパワー
  • mAh(容量)W(出力)のバランスが大事
  • PCを充電するなら最低45W以上が目安

これらのポイントを押さえるだけで、製品選びの失敗はぐっと減るはずです。

とはいえ、「自分のデバイスに合うスペックを調べるのが面倒…」「旅行の時しか使わないのに、高価なPC用バッテリーを買うのはちょっと…」と感じる方もいるかもしれません。

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