女性や家族は何リットル?防災バッグの大きさ完全ガイド【属性別目安表あり】

置き配

災害への備えを始めようと思ったとき、最初に悩むのが「防災バッグ(リュック)の大きさ」ではないでしょうか?

「大は小を兼ねるから、大きいほうがいいの?」「でも、重すぎて動けなくなったら本末転倒だし……」と、迷ってしまいますよね。実は、防災バッグの大きさ選びには、**あなたの体格や避難の目的に合わせた「黄金比」**が存在します。

この記事では、防災のプロの視点から、失敗しない防災バッグの大きさ・容量・重さの目安を徹底解説します。この記事を読み終える頃には、あなたにぴったりの「相棒」が見つかっているはずです!

日本の二大問題、置き配・災害問題を解決するバッグ

1. 防災バッグの大きさは「容量(L)」と「重量(kg)」で決まる

「防災バッグの大きさ」を考える際、多くの人が「リュックの容量(リットル)」だけを気にしがちです。しかし、本当に重要なのは**「中身を詰めた後の総重量(キログラム)」**とのバランスです。

どれだけ大きなリュックにたくさん詰め込んでも、背負って走れなければ意味がありません。

容量(L)の目安

一般的に、非常持ち出し袋として推奨される容量は20L〜30Lです。

  • 20L前後: 女性や小柄な方、最低限の必需品を絞り込みたい方向け。
  • 30L前後: 一般的な成人男性や、予備の着替え・衛生用品もしっかり入れたい方向け。

重量の目安(最重要!)

人間が無理なく背負って歩ける重さの目安は、**体重の10%〜15%**と言われています。

例:体重60kgの人なら、6kg〜9kgが許容範囲。

この「重量」を意識せずに大きなバッグを選んでしまうと、いざという時に避難速度が落ち、二次災害に巻き込まれるリスクが高まります。

2. 【属性別】理想的な防災バッグの大きさ・重さ目安表

家族構成や性別によって、最適なバッグのサイズは異なります。以下の表を参考に、ご自身やご家族に合うサイズを確認してみましょう。

対象者推奨容量 (L)推奨重量 (kg)選び方のポイント
成人男性30L 〜 40L10kg 〜 15kg体力がある場合は、家族の共有スペースも確保。
成人女性20L 〜 30L6kg 〜 10kg重さよりも「背負い心地」を重視。チェストベルト必須。
高齢者10L 〜 20L3kg 〜 5kg貴重品と薬を優先。転倒防止のため、軽さを最優先。
小学生10L 〜 15L2kg 〜 4kg本人が背負える範囲で。ぬいぐるみ等、心のケア用品も。
乳幼児の親30L以上10kg前後おむつやミルクで嵩張るため、容量重視の軽量バッグを。

3. 「大きすぎ」は命取り?サイズ選びで失敗しない3つの鉄則

「とりあえず大きいバッグを買って、全部詰め込もう」というのは、実は防災においてもっとも危険な考え方の一つです。

① 自分の「背中の長さ」に合わせる

バッグの大きさが体格に合っていないと、重心が後ろに引っ張られ、歩行が不安定になります。特に小柄な女性が大型の40Lリュックを背負うと、リュックの下部が腰より下にきてしまい、足の動きを妨げてしまいます。

② 「1次避難」と「2次避難」を分ける

防災バッグの大きさを決められない原因は、**「あれもこれも」**と詰め込みすぎることです。

  • 1次避難(即座に逃げる用): 命を守るための最小限(大きさ:中、重さ:軽)
  • 2次避難(自宅待機・避難所生活用): QOLを上げるための備え(キャリーバッグや大型バッグでOK)

まずは「1次避難」用の、身軽に動ける大きさを優先しましょう。

③ 両手が空く「リュック型」一択

当たり前のように感じるかもしれませんが、大きさばかりを気にして「ボストンバッグ」や「手提げ」を選ぶのはNGです。災害時は足元が悪く、手をつく場面も多いため、必ず両手が自由に使えるリュック型を選んでください。

4. 【最新トレンド】都市型避難で注目される「2段階備蓄」とは?

最近の防災ニュースや自治体のガイドラインでは、**「分散備蓄」「2段階備蓄」**という考え方が主流になっています。

特にマンション住まいが多い都市部では、建物が倒壊しない限り「在宅避難」が推奨されるケースが増えています。そのため、防災バッグを「巨大な1つ」にするのではなく、「コンパクトな持ち出し用」と「しっかりした自宅保管用」に分けるスタイルが推奨されています。

最新の事例:

2024年に発生した能登半島地震でも、道路の寸断により「重い荷物を持っての移動」がいかに困難であるかが浮き彫りになりました。この教訓から、現在は**「バッグの大きさよりも、中身の厳選と軽量化」**にシフトする人が増えています。

具体的には、**「20Lのバッグを玄関に、備蓄用コンテナをクローゼットに」**という分け方が、現代のライフスタイルに合った最適解と言えるでしょう。

5. 重さを感じさせない!プロが教えるパッキングの裏技

同じ大きさ、同じ重さの防災バッグでも、「パッキング(詰め方)」次第で体感重量は劇的に変わります。

  1. 重いものは「背中側の上部」に!
    水や缶詰などの重いアイテムは、リュックの真ん中より上、かつ背中に近い位置に配置しましょう。重心が体幹に近づくため、驚くほど軽く感じます。
  2. 軽いものは「下部と外側」に!
    タオル、着替え、トイレットペーパーなどはリュックの底や外側のポケットへ。
  3. 「デッドスペース」をなくす!
    バッグの中で中身が揺れると、それだけで体力を消耗します。隙間には軍手や着替えを詰め込み、サイドのコンプレッションベルト(紐)を締めて、バッグを体に密着させましょう。

6. まとめ:自分に合った「動ける大きさ」を選ぼう

防災バッグの大きさに「正解」はありませんが、**「あなたが背負って、走って逃げられるサイズ」**が、あなたにとっての最適解です。

  • 一般的には20L〜30Lが標準。
  • 重さは体重の10%〜15%に抑える。
  • 「大きいバッグ1つ」より「使い分け」を意識する。

「まだ準備できていない…」という方は、まずは家にある普通のリュックに、最低限の水とライトを入れるところから始めてみませんか?

その一歩が、いざという時にあなたと大切な家族の命を守ることにつながります。

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