スマートフォンの充電に、今や欠かせない存在となったモバイルバッテリー。通勤・通学、旅行、イベントなど、あらゆる場面で私たちのデジタルライフを支えてくれています。
しかし、その便利さの裏で、「モバイルバッテリーがカバンの中で発火した」「ゴミ収集車で火災が発生」といった、少し怖いニュースを目にする機会が増えていませんか?
「自分の持っているバッテリーは本当に安全?」「どう使えば危険を避けられるの?」
そんなあなたの不安を解消し、これからも安心してモバイルバッテリーを使い続けるために知っておくべき知識を、この記事で詳しく解説していきます。
モバイルバッテリーはなぜ発火するのか?3つの主な原因
そもそも、なぜモバイルバッテリーは発火する危険性があるのでしょうか。原因の多くは、内部に搭載されている「リチウムイオン電池」の特性にあります。エネルギー密度が高く非常にパワフルな反面、デリケートな性質も持ち合わせているのです。
主な原因は、以下の3つに大別されます。
原因1: 内部ショート(短絡)
最も多い発火原因が、この「内部ショート」です。
- 強い衝撃・圧力: 満員電車でカバンが強く圧迫されたり、うっかり地面に落としてしまったり。そんな衝撃で内部の構造が破損し、本来触れ合うはずのない電極同士が接触してショート。急激な発熱を引き起こします。
- 製造上の欠陥: まれに、製造過程で微小な金属片が混入するなど、製品自体に不備がある場合も内部ショートの原因となり得ます。
原因2: 過充電・過放電
バッテリーに過剰な負荷をかけることも、発火のリスクを高めます。
- 過充電: 通常、モバイルバッテリーには満充電になると自動で給電を停止する保護回路が備わっています。しかし、安価な非正規の充電器を使ったり、保護回路自体が故障したりすると、過充電状態に。バッテリーが異常に発熱し、最悪の場合発火に至ります。
- 過放電: 「しばらく使っていなかったバッテリーを充電しようとしたら、異常に熱くなった」というケースも危険です。長期間放置され、完全に放電しきった状態(過放電)から急に充電すると、バッテリー内部で予期せぬ化学反応が起こりやすくなります。
原因3: 外部からの熱・環境
リチウムイオン電池は熱に非常に弱い性質を持っています。
- 高温環境での放置: 「真夏の車内に置きっぱなし」「直射日光が当たる窓際に放置」などは絶対にNGです。バッテリーの温度が急上昇し、内部の化学物質が不安定な状態になり、発火や破裂を引き起こす可能性があります。
あなたのバッテリーは大丈夫?危険な兆候と安全な使い方
突然発火するように思える事故も、実はその前に何らかのサインが出ていることが多いです。大切なスマートフォンや家財、そしてあなた自身の安全を守るため、以下の点をチェックしてみてください。
発火を防ぐためのチェックリスト
- 膨張・変形: バッテリーがパンパンに膨らんでいる、側面が浮き上がっているなど、少しでも形が変わっていたら、それは内部で異常なガスが発生している危険なサインです。即座に使用を中止してください。
- 異常な発熱: 充電中や使用中に、カイロのように温かくなるのは正常な場合もありますが、「触っていられないほど熱い」と感じる場合は要注意です。
- 異臭: バッテリーから化学薬品のような、普段と違うツンとした匂いがしたら、内部で液漏れなどが起きている可能性があります。
これらの兆候が見られたら、そのバッテリーは寿命であり、危険な状態です。絶対に使い続けないでください。
今日から実践できる!安全な使い方7か条
- 衝撃を与えない: カバンに入れる際は、硬いものとぶつからないようポーチに入れたり、内ポケットに収納したりする工夫を。
- 高温多湿を避ける: 夏の車内や直射日光下、ストーブの近く、お風呂場などでの使用・保管は避けましょう。
- 「PSEマーク」を確認する: 日本国内で販売される多くの電気製品には、国の安全基準に適合したことを示す「PSEマーク」の表示が義務付けられています。購入する際の一つの目安にしましょう。
- 充電が終わったらケーブルを抜く: 保護回路があるとはいえ、接続しっぱなしはバッテリーへの負荷になります。就寝中の充電も、できれば目の届く範囲で行うのが理想です。
- 濡れた手で触らない: ショートや感電の原因となり、非常に危険です。
- 端子部分を清潔に: 充電ポートにホコリやゴミが溜まっていると、ショートの原因になることがあります。定期的に確認しましょう。
- もしもに備える: 保管する際は、燃えやすいものの近くを避け、金属製のケースなどに入れるとより安全です。
その捨て方、火事の元かも?正しい処分方法
「膨らんでしまったバッテリー、怖いから早く捨てたい」と思っても、絶対に一般ゴミ(可燃・不燃)に捨ててはいけません。
実際に、ゴミ収集車や処理施設で、他のゴミと圧縮されたモバイルバッテリーが発火し、大規模な火災につながる事故が全国で多発しています。
リチウムイオン電池は、自治体のルールに従って「危険ごみ」として分別するか、以下の方法で安全に処分してください。
- リサイクル協力店に持ち込む: 家電量販店やスーパー、携帯ショップなどに、「小型充電式電池リサイクルBOX」が設置されています。これが最も安全で推奨される方法です。
- 処分前の「絶縁」を忘れずに: 回収ボックスに入れる前には、ショートを防ぐため、USBポートやケーブルの金属端子部分にセロハンテープやビニールテープを貼って「絶縁」するのを忘れないようにしましょう。
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まとめ:正しい知識で、もっと安全・便利に
モバイルバッテリーは、私たちの生活を豊かにしてくれる非常に便利なツールです。しかし、その裏側にあるリスクを正しく理解し、日々の使い方を見直すことが、安全を確保する上で何よりも重要です。
- 発火の3大原因(衝撃・過充電・熱)を避ける
- 膨張などの危険なサインを見逃さない
- 捨てる時はリサイクルBOXへ
そして、もし管理や処分に少しでも不安を感じるなら、「レンタル」という賢い選択肢があることも、ぜひ覚えておいてくださいね。
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